オレの心はキラメンタルで満ち溢れている
昨年3月からスタートした魔進戦隊キラメイジャーがついに終わってしまいました。
完全なるキラメイロス… キラメイジャーなんで終わったの…?(毎年恒例)
今年はコロナの影響を直に受けたこともあり、撮影スケジュールやキャストのみなさんも大変だったのだろうと感じながら、この一年間見守っていました。
自分のけじめとして、特に好きなキラメイレッド・熱田充瑠、キラメイグリーン・速見瀬名を中心にキラメイジャーの感想を刻み込んでいきます。
キラメイジャーでの最大の特徴は、
従来のカラーイメージとは違ったキャラクター設定を行なったことでした。
今までのレッドは、
元気100倍!
チームをガンガン引っ張る!
外でスポーツを楽しむアウトドア派!
イェイ!!!!
という感じが多かったのですが(もちろんそういうキャラクター性ではないレッドもいましたが)
キラメイレッドである充瑠は絵を描くのが好きで、決して暗いわけではないですが、割とほんわかしたキャラクター性でした。
グイグイ引っ張るリーダーではなく、周りが支えるような、大まかに言えば、"高校生である充瑠の成長を他メンバーの大人たちが見守る"という構図だったように思います。
レッドが高校生でこれから成長していく立場だったこともあり、大人であるイエローの為朝がチームのブレインとして、いざという時に指示を出す役目を果たし、
グリーンがまさに従来のレッド像に充てられる猪突猛進・天真爛漫な性格でした。
いつも2番手を担いがちなブルーが4番手なのも今回意外でした。ブルーの時雨(しぐる)さんは2枚目であり3枚目(←最近ブルーはこの傾向にもある)で、役柄として振れ幅が大きく、最終的に特撮経験のある役者の水石さんを最大限に引き出したキャラクター性になっていました。
ピンクのクールで仕事においてカリスマなキャラクター性(今までのブルー・ブラックっぽい感じ?)も、マドンナっぽい表現はありましたが、今までピンクに当てられていたキャピっとした可愛らしいイメージとは違いました。
キラメイジャーは今までの戦隊のカラーイメージを一新した提案で、シリーズの中でも、とても好きな戦隊になりました。
イエロー、ブルー、グリーンあたりはだいぶ多様化してきましたが、レッドとピンクはまだ決まった像に充てる傾向があります。
今回のキラメイジャーを踏まえて、将来の戦隊では、男性がピンクを担う日が来ることを期待しています。
キラメイグリーン・瀬名お嬢様は基本的にはまっすぐ前向きな性格ですが、
エピソード37【せな 1/5】では、キラメイジャーと敵対するヨドン軍幹部・ヨドンナの攻撃を瀬名が受けて、楽観的・真面目などの5つの人格が個体として5人に分裂します。(説明しづらい)
その中に1人だけネガティブな性格がいたのですが、元に戻れる方法を知った際に、
ネガティブな性格は戻らないほうが良くない?
ということになり、ネガティブ瀬名は外へ逃げ出してしまいます。ウゥッ…
キラメイピンク・小夜さんが
”瀬名のネガティブで後ろ向きな性格もあったからこそ、(瀬名はリレーの選手なので)リレーの試合で勝ちに持っていけた”
と、瀬名に必要なものだと肯定したことで、瀬名自身もネガティブな自分の重要性に気づけたという話でした。
瀬名お嬢様…よかったね…本当に…パチパチパチパチ (スタンディングオベーション)
こういう支える役回り、イエローとレッドは魔進との関係性が深いエピソードがあるのですが、他がエピソード手薄で基本魔進はキラメイジャーの見守りって感じでしたね。
マッハは最後まで瀬名お嬢様の限界オタクだったんですが、こういう回でマッハもっと出てきてもいいのにな〜!!と思いつつも、
瀬名役の新條さんと小夜役の工藤さんが”プライベートも仲が良い”からこそ生まれたエピソードなのかも!?と思うと
それはそれでまた良いんですよね〜〜〜!!!!!(どういう展開でも楽しめる都合のいいオタク)
戦隊は俳優本人の要素や特技を入れ込むことが多いので、それも楽しさの一つです。
私は、一般的に言うところのネガティブな性格に分類されると思うのですが、私が大学時代専攻していた学科は、そういう所謂社交性が高くてポジティブな性格の人が多かったのです(もちろんそういう人ばかりではありませんが)。
同じゼミの子に「考えすぎ〜もっとポジティブにいこうよ〜」と言われて、
学科全体のカラー的にもそんな感じだったのが積もりに積もって
「ポジティブだけが良いと思ったら大間違いだぞ!!!!」
と言い合いになったことがあります。
え、ちょ、ケンカ…?
と思うかもしれませんが、別に殴り合いをしたわけではなく、「ネガティブは慎重に物事考えて生きる方が良いと思ってるから!」とか、単に意見を言い合ってた感じですね。その子は基本的にやさしい子で、私との話し合いに付き合ってくれたおかげで、自分自身の自我を確立したきっかけにもなりました。
考えることが好きな自分を好きになりましたし、最終的には、お前らが正義としてポジティブだと思ってることは、暗い部分から目を背ける、見方を変えればむしろネガティブなんじゃないの?という考えにも行き着きました。(だいぶ斜に構えてますが)
そうは言っても、瀬名お嬢様のように、人は誰しも様々な面があると思うので、私だっていつも慎重なわけでも後ろ向きなわけでもないし、いいかげんでノリでやってしまう部分もあります。
いろんな肯定があって寄り添ってくれるのが、キラメイジャーの良いところだなと感じます。
子供時代に見ていたら…
とか考えますが、子供の頃っていちいち細かいエピソードなんて覚えてないし、何気ない言葉にいちいち胸打たれないし、自分が大人になったからこそ良いと思えるんですよね、きっと。
実際自分が子供の頃見てたときは
ガオシルバーの玉鉄めっちゃかっこいいな〜、ほえ〜
ハリケンジャーの敵のフラビー可愛かったな〜、ホゲ〜
と思ってたことしか覚えてないですし…(自分で言ってて悲しい)
少しでも頭の隅に残ってて、ある程度成長してから「あれ、そういえばあの時の言葉ってこういうことか」と思い出せるくらいでちょうど良いのかもしれませんね。
私にとってそういうことが、カードキャプターさくらであまた経験しました…(衣装を見てなんのカードを捕獲するときかわかるほど見たワイの永遠のバイブルや…)