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いろんな感想

ハライチトークライブ「けもの道」


オードリーゲストということもあり、ハライッチャン/ハライーター/ターンくんであり、リトルトゥースであるわたしとしては、ニッポン放送とTBSの高い壁を越えた、この上ない喜びであるトークライブ…。現地にはいけないので、配信チケットをすぐに購入し、このライブの感動を感想としてここに留めておきます。

 

ハライチの新ネタからスタートするライブ。たまにTVでも新ネタ披露することもありますが、昨今ネタ番組も少なく、若手とも言えなくなってきたハライチのネタを見られる機会は、本当に年に数回になってきました。久しぶりに見ると、また型が進化しているようで、岩井さんの主張というか価値観がもろにネタに出ていた気がします。澤部さんのネタピークに持っていくテンションの上げ方も凄まじいです。オープニング・エンディング・舞台上の装飾で使われていた目のモチーフといい、岩井さんの演出のセンスがあちらこちらに光るライブだと、初っ端から感じます。この目のモチーフは、岩井さんが日頃、台本の片隅などに落書きしてるものだそう。

 

ネタの後は、しっかりハライチだけのトークタイム。けもの道が初回ということもあり、このトークライブの主旨を。やりやすい後輩とではなく、先輩とトークすることで刺激になるライブにしたいと。コロナ禍の影響もあり、澤部さんの知らぬ間に企画され、開催が危ぶまれていた「けもの道」(笑)岩井さんは番組の共演者アイクが新型コロナウイルス陽性反応だったため、PCR検査を受けることに。マネージャーが予約した病院に朝イチで行ったため、検査のための唾液が出ず、看護師さんに「梅干しとか思い浮かべてください!」って言われてたのめちゃくちゃ古来からのやり方で笑いました。紫色のバケモノのような痰を出して、寝起きで飲んだファンタグレープを回収するくだりと、すぐさまツッコむ澤部さんが最高!!!(汚い話題ですみません)

 

〜 ゲストのオードリー登場 〜

 

このライブにオードリーをゲストで迎える際に、若さんに直々にLINEしてオファーしたという岩井さんの熱!!これを愛と言わずしてなんなのか!!岩井さん、オードリーのこと大好きですね。自分はもともと、オードリーANNハライチのターンは、番組共演きっかけとかでもなく、ただただ、それぞれ好きなラジオとして聞いていましたが、ある時からお互いのことをラジオで話題に出すようになり、あちこちでゲストに呼び、この2組がトークライブで共演するまで深い仲になるとは…!感慨深いです。宗岡さんありがとうございます。

 

TVで共演の多いハライチとオードリーは、共演時の話やラジオでの裏話をしていました。

 

岩井の点数を取りに行く澤部。岩井がいない現場だと全然違う

若さんが話されていましたが、澤部さんの岩井さんに対するリスペクトというか、存在の大きさを感じるエピソードでした。オードリーは若さんが春日さんを操縦するような形ですが、ハライチは2人とも笑いに貪欲で競い合うコンビだなとひしひしと感じます。仕事仲間であり、元友達同士である2組ですが、関係性がそれぞれ違うのは面白いです。

 

あちこち第三弾みたい

澤部さんが「もう、あちこちのくだりはやだよ!!」と言いながらも、やはりあちこちの印象と反響が大きいので避けては通れない話題でした。岩井さんの怒りが強すぎて、若さんは普段蓋をしてる気持ちの封印を解いてしまったという。「わかってないから何度でも言う」という岩井さんに、自分は若さんみたいに、言い続けてもしょうがないかな〜この人には言っても無駄だなとわかったら主張するの諦めて無視することが多いので、岩井さんのように言い続けるパワーに感動しました。10年前の怒りをつい昨日のことのように怒れる、怒りの急速解凍できる人間は若さん、宮下草薙の草薙だなと、ラジオを聞いていて感じるので、そういう人に出会えると、いつまでもこの怒り持っていてもいいのかなと少し勇気をもらえますし、わたしは絶対に人に同じことしないぞと思えます。

 

ハライチでは、岩井さんがネタを渡す際に、「ネタのことをごちゃごちゃ言われたくないから」と澤部さんには当日渡しているという話で、オードリーは春日さんの技術だとそうはいかないから、それで対応できる澤部さんもあって、ハライチ2人ともに技術があるからだという若林さんの言葉に納得しました。(もちろん春日さんにも様々な才がありますが、ここでは漫才のうえでの話) ハライチはお互いには絶対ほめ合ったりしないけど、言わずともお互いを信頼していることを改めて感じます。それを若林さんに指摘されても、認めない岩井さんも最高ですね。というか、お互いに馴れ合ってない、むしろ刺しに行ってるのに、仲がいいこと・お互いにリスペクトしてることがわかるコンビって最高ですね。そして周りが褒めても当人たちは決して認めないから、ファンが仲良い〜かわいい〜と言うのも、思うのは自由だけど、本人に伝わるのはナンセンスですね。

 漫才師・受取師のトーク中の反応で、澤部さんは「俺だって頑張ってるし!」という感じで反論するけど、春日さんは何もしていないということを一貫して受け止める姿勢なのが、対照的で面白かったです。ラジオでも、春日さんのこの器のデカイ風がムカつくと若さんは言ってましたが、同じ境遇なのに反応が違いすぎて、コンビの色が出ていました。

 

先輩後輩との関係

若手時代の共演番組後の飲み会に参加しないオードリーの話題が出て、コンビで両方ともこういう感じなのは改めて思うと、オードリーは珍しいタイプな気がしました。ハライチでは、岩井さんは努力して先輩・後輩関係を大事にしていて、澤部さんは人見知りで先輩に好かれないと分かれていましたが、こうして、どちらかが人間関係作るのが上手くて、もう一方は苦手みたいな組み合わせが多いなと思っていました。その中でも、飲み会でのオードリーは、若さんは気づいたら帰っていて、春日さんは「飲み会に行きたくなかった…」と言っていて、オードリーって嫌いなものが似た者同士だなと改めて感じます。「可愛がられる役目をするなら春日だけど、実際は余裕芸のせいもあって可愛がられなかった」とも(笑)

 

先輩に好かれない話題から、意外とキレやすい澤部さんがラジオだけでなく、TVでも披露するようになってきた話がありました。オードリーでも、オドぜひあちこちのようなラジオテンションでできるTV番組が増えてきましたが、ハライチ にも、ラジオだけで見せていた一面がだんだんTVでも出せるようになってきてるという話でした。共演し一緒にご飯に行ってじっくり話したことで、澤部さんの暗さを理解した若さんは、「それで接し方が変わったし、より澤部のことを理解できた」という。「キレると楽しいんだよ!!」という澤部さんも、明るいキャラをするのは疲れたと本音を出せるようになったこと、それを理解する共演者・スタッフができたことは、ラジオリスナーとしてはすごく嬉しいです。視聴者やメディアにあてがわれたキャラをすることから抜け出したような、ハライチも新たな段階に入ってるのかもしれません。

 

岩井さんの探究心

このトークで岩井さんの純粋な疑問を投げかけているのが印象的でした。一つは「春日」というキャラクターの本性と設定の詳細について。「春日」はギャガーではないし、ボケているわけでもない「春日」は「春日」だと、若さんと共感していました。「春日は人間と結婚しなさそう、それか、大奥とか持ってそう」に笑いました。この岩井さんの「春日」への探究心と、「岩井はスガ(春日)派」と言うことから、「春日」が面白いと思っている面でも、若さんと感覚が似てるのではないかと思いました。

そしてもう一つは、「結婚」について。岩井さん以外は既婚者だということで、3人に結婚とはどういう感覚なのか、生活はどうなのかを聞く、その疑問に実直さ・純粋ささえ感じます。

 

しくじり収録時、「ノブコブ吉村は澤部への信頼感がすごい」という話題に。吉村さんが「今日は友達がいるな~!」と言ってしまうほど澤部さんのことが大好きなの愛くるしいですね!!!(笑)澤部さんがいないと20%の力しかでないという吉村さんの繊細さ凄くないですか…???

ピカル時代のノブコブ吉村vsピース綾部バチバチに入らなかったハライチのエピソードを聞いて、同期でノンスタvsピースがバチバチやってたのを、傍目にしてたオードリーと似てる部分ありますよね。吉本ってどうしてもバトりやすいのでしょう。

 

ラジオの楽しさや裏側を共有する

ラジオでも漏らしていますが、トークネタがないときの苦しみを分かち合っていました。トークネタがないとき、岩井さんはよく嘘つくという話で、個人的には、嘘エピソード自体よりも、それに絶妙なタイミングと速度の澤部さんのツッコミまでのセットが大好きなんですよね〜!!!岩井さんもそれを待ってるし、最高のコンビネーションで出来上がるトークゾーン…。もっとくれ!!!!

そして、もともとラジオ好きな澤部さんですが、ラジオをやる中で、「先週よりもラジオ好きになってんな~!!岩井!!」と実感することがあるそうで、それを話してた時の澤部さんの笑顔とテンションたまらんですね…。それに、若さんもラジオ聞いてて「岩井ちゃんラジオ楽しんでんな〜」と思ってたと…(滝涙の絵文字)そして、岩井さんが自分のトークパターンを学習する澤部さんに気づき、「おまえ〜!俺のトークパターンをコピーして成長やがって!!」と切磋琢磨してる感じとても良くないですか…???!!大好物……。オードリー2人も「ラジオを嫌だと思ったことはない」と言っていましたし、パーソナリティ本人たちがラジオ楽しんでやってる、好きでいるからこそ、リスナーも楽しめるのだろう、そしてわたしも惹かれているのだと思いました。

 

10年以上ラジオやる中で、変化を感じるオードリーのお二人。子が生まれてからの春日さんの変化で、若さんを赤ちゃんとして扱うかのように、多く相槌打つ春日さん。

若さん、37才くらいの頃には、以前のようなナナメ目線ができなくなり、思ってないことに噛み付いたりできないのでトークに困ったという。わたしは、たぶんその頃くらいにオードリーANNにハマったのですが、全然気づきませんでした。長年聞いていると違うのかもしれませんが、トークが停滞しているようにも感じませんでしたし、むしろ春日問題の方が目立ってたような…(笑)あの頃、よっひをゴリゴリにいじってたのが最高でしたし、西加奈子朝井リョウと対談してたのも最高だったから、若さんの考えや文章に興味を持つようになりました。

そして、岩井さんに関しては、ナナメではなく強い正論だと、若さんとはまた違うよねと話していました。たしかに。たまに、その強さが危ういなと思うこともありますが、それだけ強く芯を持って主張できることは、強いが故の岩井さんの一つの魅力として確立しているとも思います。

 

 

トークライブ中に、岩井さんがちょいちょい挟むボケを澤部さんにツッコんでもらうと嬉しそうに笑う岩井さんサイコーー!!!!

ハライチが喧嘩になるたびに・感情的になるたびに、まあまあと止めに入るオードリーの穏やかな先輩感サイコーーー!!!!

そして最後には、あちこち第三弾みたくなってまでまだお互いが「話し足りない!」と言い合う!!!!サイコーだ…サイコーすぎやしないか……ありがとうございます…。

若さんのオン眉と衣装最高ですね…。この前の土曜は髪長かったのに切ったのかな?スタイリストの福田さんチョイスの衣装なのでしょうか?サイコーです。

 

今後のゲストとしては、「最高で、爆笑問題」と言っていたので、おぎやはぎとかも来て欲しいな〜!

 

 

 

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